vol.7  団地を住み継ぐ

「団地住人の高齢化が問題だ」とよく言われています。

 

本当にそうでしょうか?


住人が歳をとっていくのはごく自然なことではないでしょうか。

そもそも、30,40年前に一斉に入居してきた人たちです。

その当時30歳代だとすれば、今は60歳,70歳になっていて当然です。

それは入居した時点でわかっていたことでは?と思ってしまいます。


この状況を避けるためには、

入居募集の年齢条件を付けるべきだったでしょう。


例えば、500戸のうち、

100戸は20代、200戸は30代、100戸は40代、

100戸は50代以上しか入居させないみたいな制限。


もしくは、10年ごとに4回、全戸数の1/4づつ分譲する

とかのコントロールが必要であったのではないでしょうか。



では、いま本当に問題なのは、なんでしょうか?


私は、団地を住み継いでいく若い世代が少ないこと、

それが一番の問題だと思います。


高齢となった団地の第一世代の方たちには、

これまで団地を運営してきた知識や経験、

そして長年かけて培ったコミュニティがあります。


それらを、私たち若い世代がどう引き継いでいくか、

それが課題の一つでしょう。



 

私が住んでいる団地でも、7割程度が60代以上になっています。

その人たちが今でも元気に管理組合や自治会の活動に精を出しています。


そう、彼らはすごく元気なのです。


数字の上では、超高齢化の団地です。

でも、ある意味、(いろいろな理由はあるでしょうが)

そんなに高齢になるまで住み続けている、

住み続けたい団地なんだなあと思うことがあります。


それはとても良いことですよね。

 

そんな団地を住み継いでいくために、

第一世代と新たな世代が交流していくやり方を見つけ、

世代間でうまく継承ができれば、

それまで築き上げてきた、

その団地の文化が次の世代に引き継がれていきます。


私が、「コミュニティ」という言葉で連想するものは、

「時間のつながり」です。

 

団地というコミュニティに関わっているからかもしれませんが、

世代を超えて伝えていくこと。

それってすごく大事なことではないかと思います。




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