団地のブランディング


窓を開ければこんな景色。

新緑の季節は、さわやかな風が部屋を通り抜けていきます。


郊外の団地には、都会の団地にはない魅力があふれています。

でも、それは団地に暮らしている人にとっては当たり前すぎて、

魅力とは思っていないこともしばしば...。


しかも、その魅力を発信するすべもなく、

郊外の団地は知られることがないまま、月日だけが過ぎていきます。


そんな現状を打破し、若い人たちが暮らしたくなる団地、

入居待ちの列ができるような団地を目指すプロジェクトが、

団地のブランディングプロジェクトです。


団地移住への5つのステ


ブランディングプロジェクトは、「団地移住への5つのステップ」という考えをもとに進めていきます。

ステップ①知ってもらう

まずは、みなさんが暮らす団地の存在を知ってもらうことから始めます。

大切なことは、みなさんの団地がどんな団地なのか?

どんな団地として、知ってもらいたいのか?

そこを明確にすることです。


ステップ②来てもらう

みなさんの団地の存在を知ってもらったら、

その中から、団地の暮らしに共感する人が団地を訪れるように仕掛けていきましょう。

全員に来てもらおうと思わずに、共感してくれる人が来てくれるようなことを考えます。

無理に作りこまずに、ありのままで勝負です。

 

ステップ③リピートする

みなさんの団地に来てくれた人が、また来たくなる。

そんな体験をしてもらいましょう。

何度も足を運んでくれる人にとっては、

みなさんの団地は特別な存在、大切にしたい場所になっていきます。

 

ステップ④ファンになる

みなさんの団地を特別な存在と感じる人たちは、すでに団地のファンになっています。

そのファンたちが、みなさんの団地の存在をもっと広く知ってもらう、

大きな力となってくれるはずです。

 

ステップ⑤暮らす・活動する

みなさんの団地のファンが、もう一歩踏み込んで、

団地で暮らすようになるために必要なこと。

それは、その団地が自分のまち化することではないでしょうか。

団地に自分の居場所があると感じられるようなきっかけがあったら、

そこはもう自分の団地となります。



事例紹介

新狭山ハイツ・ブランディングプロジェクト


団地のブランディングプロジェクトが始まったのは、

埼玉県狭山市にある1974年築、770戸の団地「新狭山ハイツ」です。


※2014年度、2015年度の国交省の補助事業として採択されています。

まわりには、茶畑やサトイモ畑が広がる里山にある団地です。

 

最寄駅からは、徒歩20分。

まさに郊外の団地です。

 

 

 

 

この新狭山ハイツに若い世代を呼び込み、空室のまま残されている部屋を活用していくことが、プロジェクトの目的です。

 

2014年度の現況調査が終わり、2015年度は活動を見える形にしていきます。

すでに新狭山ハイツの暮らしのコンセプトが固まり、

それを知ってもらうための様々な取組みが計画されています。

主な取り組みを下に紹介します。


新狭山ハイツは、2015年、一番熱い団地になります。



新狭山ハイツの取組み①

『はいつ特命大使』


新狭山ハイツを知ってもらうために必要なことは、伝えること。当然ですが、伝えなければ知ってもらえません。

さらに、本当に知ってほしいのは、広さや金額といったスペックだけではなく、新狭山ハイツではどんな暮らしが送れるのか?ということ。


それを伝えることができるのは、そこで暮らしている人だけです。もっと言えば、新しく暮らし始めた人がどう感じるか。それを団地の人も知りたいし、外に向けて伝えてほしいことでもあります。


その役目を担ってもらうのが、はいつ特命大使です。

詳しい募集の要項などは、こちらのページをご覧ください。


※現在、2名が特命大使に任命されています。残る枠はあと1名!



新狭山ハイツの取組み②

『DIY』と『里並み』でブランド化

 

新狭山ハイツの41年間の取組みと周りの地域の特色を、あらためて見直して、どんな人にこれからハイツに住んでほしいか、ハイツの暮らしはどんな人に合うのか、をプロジェクトチームで検討しました。

 

その結果、導き出したキーワードが『DIY』『里並み』です。


『DIY』

新狭山ハイツはこれまで、緑の倍増計画をきっかけとして、緑の管理を自分たちの力で行ってきました。


さらに、団地の調整池の一部をビオトープにする工事も自力で行い、

図書館としての機能をもつ「まるた小屋」も自力で建ててきました。

そこに流れるハイツの空気は、今でいう『DIY』です。


その空気に引き寄せられているのかどうかはわかりませんが、

新狭山ハイツには、クリエイティブな人が多く暮らしているのも特徴です。

鳥瞰図を書く人や、絵本・紙芝居作家、紙を使うアーティストも暮らしています。


きっと何かを創りだすのが好きな人にとっては、

ハイツは、創作意欲がわく環境なのではないかと思います。

そのDIYの空気感を前面に押し出して、イベントを企画したり、PRを行っています。


『里並み』

新狭山ハイツのある狭山市の堀兼という地域は、江戸時代に新田開発された地域。地図で見るとよくわかりますが、屋敷のうしろに林があり、屋敷の前には長細~い敷地の畑が延び、その先にはまた林があります。

その組み合わせでひとつの敷地となり、それが並んでいるという造りです。

 

屋敷と林と畑とがうまく機能し合って、持続的な里山という環境を創りだしています。

その風景(里並み)が望めるのが、新狭山ハイツのもう一つの特徴です。

 


新狭山ハイツ・ブランディングプロジェクトでは、これらの他にも様々なことに取り組んでいきます。

何が正解かはわかりませんが、動かないと何も変わりません。

うまくいかないこともたくさん出てくるでしょうが、動き続けます。

その先にきっと、今よりもいい未来が待っています。


新狭山ハイツ・ブランディングプロジェクトの活動は、

プロジェクトのHPで発信中です!

ぜひご覧いただき、新狭山ハイツへお越しください。

きっとハイツが好きになりますよ!!

HP:http://www.diy-danchi-sayama.com/

FBページ:https://www.facebook.com/shisayama.heights/